オフィスの清掃は社員で行っている会社も多い?

オフィス

日本では成功した会社は社内で定期的に清掃をしているという考えが根付いており、オフィスの清掃を社員にやらせている会社が多く見られます。
社内の清掃を社員で行えば、コスト削減であるのと同時に連帯感を持たせられることが実行させている経営者などの主張です。
しかし、重量物が動いている等の危険な生産現場ではともかく、安全なオフィスで高い人件費を払っている社員にわざわざ清掃をやらせるのはムダな費用となります。
専門のスタッフに依頼すれば安価な費用で済むことが、社員にやらせたばかりに高額になっている事例は後を絶ちません。

会社によっては業務時間外に社員にオフィスの清掃をさせており、本来の業務とは逸脱した行為を強制する形になっています。
あくまで任意という扱いでも、上司や周囲が参加しているのに自分だけ行わないことは難しいので実質的な業務命令です。
もしも社員の誰かが不服として法的な手続きなどへ踏み切ったら、会社は業務時間外に労働を強いていたのかどうかを公的な場で説明しなければいけません。
休憩中や業務終了後に強制するのは法律違反に該当する恐れがあるので、やはり清掃のスタッフに任せた方が安心です。

社員でオフィスの清掃を行う場合には、社内にいる全員が一斉に動き出します。
清掃をする時間とその前後では仕事を中断するしかなく、せっかくスムーズに進んでいた業務を自らストップさせる事態になってしまうのが問題です。
自分が担当している仕事ではないので清掃の仕上がりにはムラが出てしまい、プロのスタッフに任せた場合より清潔度が下がる可能性もあります。

清掃スタッフを雇う場合にかかるコストとは

清掃スタッフを雇う場合には、基本的に床面積と作業内容に応じた月額料金で支払います。
オフィスで通常の清掃をしてもらうだけなら、社内にいる社員を総動員してやらせるよりも確実に低コストです。
契約書に明記した内容をきちんと実行してくれるので、社員はそれぞれの業務に集中できます。
特に、ロビーなどの共用部は社内では誰もやりたがらないエリアですが、清掃スタッフは契約内容に従って丁寧に作業をするので確実です。

仕事として行う清掃スタッフは、会社の休日や夜間の作業も受け付けています。
床のワックスがけといった時間と手間がかかる作業を休業中に完了させれば、わざわざ清掃用の休日を設けなくても常に輝く状態で仕事をすることが可能です。
清掃に振り回されないから社員のモチベーションを維持しやすく、今後の会社の業績を向上させられる提案や成果を期待できます。
オフィスのデスクの上には書類があることが多いので各自の負担になりますが、社内の清掃に比べれば手間はかかりません。

契約したら同じコストである清掃スタッフとは違い、社員は自分が働いている会社の将来性を気にかけています。
上層部が清掃を社員にやらせることは、優秀な社員のやる気を削いでしまうことでもあります。
他の会社に有利な条件で転職できるほどの人材は、会社が支払うべきコストを社員に押しつける会社から逃げ出す可能性が高いです。
グローバルな時代では価値観が全く違う外国人を社員として雇う機会が増えてくるので、社員に社内の清掃までやらせることがコスト削減になるという考え方から見直す必要があります。